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お知らせ

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2023年 年頭のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

新型コロナウィルスの感染拡大から4年目を迎えます。この間、弊社の働き方は大きく変わりました。在宅勤務の積極推奨と事務所のフリーアドレス化、Web会議の常態化をまさにニューノーマルの実践として積極的に進めて来ました。
同時に「政策会議後の懇親会」や「忘年会イベント」といった、全社的な懇親の場はことごとく奪われました。この間入社された皆さんから“顔と名前が一致しない状況”との指摘も届いています。お客様とのコミュニケーションもマスク越しでのご挨拶やお打ち合わせとなっています。ウィズコロナのコミュニケ―ションを深める工夫が必要と痛感しております。
感染症対策を継続しながらも、コロナ禍の克服を心から祈っております。

<経済の状況>

2023年の経済見通しは厳しさを増しています。
米国と中国の対立やロシアのウクライナ侵攻に象徴的な分断の嵐が世界中で吹き荒れています。
今年こそいい年にしたい…残念ながらそのような世界情勢にはない様です。
一方、日本経済は物価高と世界経済の減速の影響を受けながらも内需主導での回復は継続すると言われています。
・コロナが収束ですれば3年間控えていた需要が表面化する
・円安を背景としたインバウンド需要が復活する
…と期待される反面、物価高が最大の懸念材料となります。
物価高と限定的な賃金上昇が回復途上の消費の重しとなる事が懸念されています。

<この時代を果敢に>

地球温暖化に依る永久凍土の溶解により未知のウィルスが発現する可能性も危惧されています。
地質時代で人の存在が地球環境に多大な影響を及ぼす現代=「人新世」の行きつく先はどうなるのか?
未来図を描くのが厳しい時代ではありますが果敢に歩みを進めていきたいと思います。人類の英知に期待しながら、それを体系化し言語化する出版業界の役割の大きさを感じています。

<35周年向けて>

昨年、32期決算(2022年8月)はお陰様で増収増益の決算で締める事が出来ました。
ひとえにユーザー様のお力添えの賜物です。一同心から感謝しております。
ありがとうございました。
また、昨年(2022年4月)には3名の新卒の方々に入社頂きました。2023年採用では新卒の方々7名に内定を出させて頂きました。
皆さん、出版業界に多大なシンパシーを持たれている方々です。
この若い方々と共に、出版業界に無くてはならない企業として精進を続けたく思います。
先ずは、3年後の35期に向けた施策を社内で共有しております。
「激変の出版業界に新しい価値の提供で文化の発展に寄与する」を合言葉に新たなソリューション展開を進めて参ります。

昨年の業界誌の10大ニュース第一位が「書店売上大幅減少“本が2割落ちている”」でした。
前年の巣ごもり特需や「鬼滅の刃」大ヒットの反動もあり大幅に減少した売上高。
「書店の粗利向上」・「返品率の低減」・「持続可能な出版流通」等、そのハードルは決して低くない状況です。
新たな読者サービスと収益力の強化に向けて日々模索を続けておられる書店様、活字コンテンツに軸足を置きながらビジネスモデルの転換に挑む版元様。そして出版業界を支える取次様や委託倉庫様、印刷会社様、システム会社様、業界への貢献を追求しておられる様々な企業様とも大いに連携して歩みたいと思っております。

本年も変わらぬご指導の程、宜しくお願い申し上げます。

2023年1月
株式会社 光和コンピューター
代表取締役 寺川光男

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