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お知らせ

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2026年 年頭のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

昨年は節目の35期を元気に迎えることが出来ました。
長きにわたる皆様方のお力添えのお陰です。一同感謝の気持ちで一杯です。
そして2026年。新たな中期三ヶ年計画を軸に、柔軟にそして覚悟をもって歩んで行きたいと思っております。
出版業界に無くてはならない企業を目指して精進を続けて参ります。

<はじめに>

世界は、分断と対立が常態化する不確実性の高い時代にあります。
地球温暖化を背景とした異常気象や大規模災害は各地で頻発し、農業・漁業・エネルギーといった人類の生活基盤に深刻な影響を与えています。
また、国家間の紛争や地政学的緊張は長期化・複雑化し、国際秩序そのものが大きな転換点を迎えています。
何があっても不思議ではない時代です。
こうした環境破壊、紛争、分断の時代において、私たちはどのような未来を描くことができるのでしょうか。
不安定な時代だからこそ、「歴史を学び」「文化の多様性に触れ」「深く思索する」ための出版コンテンツやジャーナリズムの役割は、これまで以上に重要性を増しています。
私たちは、ITを通じて文化と知の基盤を支え、その発展に寄与して参ります。

<世界経済の状況>

世界経済は、成長を維持しつつも減速感と不確実性を抱えた状況が続いています。
国際通貨基金(IMF)によれば、**2026年の世界実質GDP成長率は約3.1%**と予測されており、インフレ抑制と景気下支えの両立が各国共通の課題となっています(IMF World Economic Outlook, 2025)。
地政学的リスクとしては、ウクライナ情勢や中東地域の不安定化が依然としてエネルギー市場に影響を与えており、原油価格は1バレル80ドル前後で推移しています(IEA統計)。
また、米中対立の長期化や保護主義的政策の拡大は、グローバルなサプライチェーンや貿易構造の再編を加速させています。

<日本経済の状況>

日本経済については、緩やかな成長が続くと見込まれています。
内閣府によると、**2026年の実質GDP成長率は約1.0%**と予測されており、個人消費と設備投資が景気を下支えする構図が想定されています(内閣府「経済見通し」)。
また、インフレ率は2.0%前後で推移すると見込まれています。デフレからの脱却の一方で、円安をベースとしたそれは人々の生活を直撃しています。経済政策の失敗を一過的な現金給付等で補正する事は出来ません。
賃上げの持続性とその裾野を中小企業へどこまで広げられるかが問われています。
人的投資のGDP比は、依然として米国の約3分の1にとどまっており(OECD統計)、人材育成と生産性向上は日本経済全体の根本的な構造課題となっています。

<テクノロジーの進化と私たちの役割>

テクノロジーは今、社会と産業の前提条件そのものを塗り替えつつあります。
生成AIの急速な進化に象徴されるように、ITはもはや業務効率化の道具ではなく、経営判断や組織運営、価値創出のあり方を根本から変える存在となりました。
システムインテグレーション革命(斎藤昌義著:技術評論社) が示すように、これからの競争力の源泉は、個別のシステム導入ではなく、業務・組織・データを横断的に統合するシステムインテグレーションにあります。
部分最適を積み重ねるだけでは、複雑化・高度化した経営環境に対応することはできず、全体最適を設計し、継続的に進化させる力が問われています。
出版業界においても、編集・制作・流通・販売・在庫・権利管理・データ活用は密接に結びついています。
私たちは、業界の現場に根差した知見とIT技術を融合し、現場の業務と経営判断を結びつけるシステムを提供することで、持続的な価値創出に貢献してまいります。
テクノロジーは使い方次第で、文化を豊かにも、脆弱にもします。
だからこそ私たちは、「何ができるか」ではなく、「何のために使うのか」を常に問い続け、出版とジャーナリズムが担う知と文化の循環を、ITの力で支えていきたいと考えています。

<新たな挑戦の36期>

出版と書店を取り巻く環境は、読者の価値観や流通構造、テクノロジーの進展とともに、年々変化を続けています。
その一方で、「良質なコンテンツを読者に届ける」「知と文化を次の世代につなぐ」「国境を越えて展開するコンテンツの力」という根本的な役割は、今も変わることがありません。
私たちは、出版社・書店の皆様の現場に寄り添いながら、日々の業務が少しでも円滑になり、新しい挑戦に踏み出す環境が生まれるようなソリューションを提供したいと考えています。
システムは目的ではなく、あくまで手段です。
これまで多くのご意見やご要望を頂きながら、ともに試行錯誤を重ねてまいりました。
その積み重ねこそが、私たちの技術やサービスを磨き続ける原動力となっています。
2026年も、出版業界の皆様のパートナーとして、一歩一歩着実に歩んでまいります。
激変が続く出版業界にあって、私共もまた自らの変化を恐れず、果敢に挑戦を続けて行きたいと思っております。

本年も変わらぬご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2026年1月
株式会社 光和コンピューター
代表取締役 寺川光男

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